「お米販売の詐欺サイトにご注意を!」ほか(7月号)

「KOBEくらしのレポート」は、市内の各地域にいる「くらしのパートナー※」から寄せられた悪質商法や消費者トラブルについての情報を、読んでいただきたやすいようレポートにまとめたものです。(※くらしのパートナー)
家族や友人の方への注意の呼びかけなどに、ぜひ活用してください。

2025年7月号 目次

印刷用PDFデータ

KOBEくらしのレポート2025年7月号(カラー版)(PDF)
KOBEくらしのレポート2025年7月号(モノクロ版)(PDF)

お米販売の詐欺サイトにご注意を!

神戸市に寄せられた実際の相談

通販サイトでお米を注文したのに、商品が届かなかった。サイトに書かれていた電話番号にかけたところ、まったく関係のないところにつながり、詐欺だと気づいた。

お米の詐欺サイトに関する相談が寄せられています!

全国の消費生活センターに、以下のような相談が寄せられています。

  • 「商品が届かない、詐欺サイトだったかもしれない」
  • 「問い合わせ先が無関係の店舗だった」
  • 「記載されていた電話番号がつながらなかった」
  • 「注文と違う商品が届いた」

被害にあわないためには、購入前にサイトの情報をしっかり確認することが大切です。

安心して買い物をするためのチェックポイント

  • サイトに記載されている会社名・住所・電話番号をインターネットで検索してみる。
  • 電話番号が実際につながるか、試しにかけてみる。
  • 値段が極端に安すぎないか確認する。
  • 「会社概要」「特定商取引法に基づく表記」などのページがあるか確認する。

トラブルにあったときは…

  • 「注文したお米が届かない」、「違う商品が届いた」などのトラブルにあった場合は、消費生活センターにご相談ください。
  • 通販サイト上でクレジットカード情報を入力した場合は、すぐにカード会社にも連絡しましょう。不正利用の被害を未然に防ぐためには早めの対応が重要です。必要に応じてカードの利用停止や再発行の手続きを行ってください。

使った覚えのないカードの請求ありませんか

神戸市に寄せられた実際の相談

大手通販サイトからのメールに記載されていたリンクにアクセスし、案内に従ってクレジットカード番号を入力した。後日、身に覚えのない高額な利用通知が届き、不正利用をされたことに気づいた。

クレジットカードの不正利用の相談が増加

神戸市では、クレジットカードの不正利用に関する相談が年々増加しています。
~「フィッシング詐欺」が関係していることも~
事例のように、実在する通販サイトや宅配業者などを装ったメールやSMS(ショートメッセージ)が届き、記載されたリンクからカード番号などの個人情報を入力させて、情報を盗もうとする手口を「フィッシング詐欺」といいます。盗まれた情報が悪用され、クレジットカードの不正利用につながるケースがあります。

不正が疑われる場合は、すぐにカード会社に連絡!

不正利用に気づいたら、すぐにカード会社に連絡し、利用停止の手続き(必要に応じて再発行の手続き)と不正利用の調査を依頼しましょう。

日頃から気をつけよう!

フィッシング詐欺から身を守るには?

  • 「本人確認が必要です」「荷物の再配達はこちら」などの文言があるメールやSNSに注意。
  • メールに心当たりがあってもリンクを押さずに、公式サイトやブックマークから確認

カードの不正利用を見逃さないためには?

  • 利用明細は毎月必ずチェックしましょう。
  • カード会社によっては、利用を即座に知らせるサービスもあります。積極的に活用を!


戸籍振り仮名制度がスタート詐欺にご注意!

令和7年5月26日からスタート!

これまで戸籍には氏名の振り仮名が記載されていませんでしたが、法改正により、戸籍に振り仮名が記載されるようになりました。

本籍地の市区町村から通知が届きます!

令和7年5月26日以降、戸籍に記載される予定の振り仮名が記載された通知書が、すべての国民に郵送されます。
※発送時期は本籍地によって異なります。本籍地が神戸市の方は令和7年6月下旬から8月上旬に発送予定です。


通知書が手元に届いたら

  • 必ず氏や名の振り仮名を確認してください。
  • 振り仮名に誤りがある場合は、令和8年5月25日までに届出が必要です。

(正しい場合は、届出不要でそのまま戸籍に記載されます)

詐欺にご注意ください!

「届出に手数料がかかる」、「届出をしないと罰金が科される」など、うその説明で不安をあおる詐欺の手口にご注意ください。

  • 届出に手数料はかかりません。
  • 届出をしなかったとしても罰則や罰金はありません。
  • 届出にあたって、法務省や市町村が金銭を支払うよう要求することはありません。

「戸籍の振り仮名」制度の詳しい内容は、市ホームページからご確認いただけます。
専用コールセンター(法務省) 0570-05-0310(午前8時30分~午後5時15分)
 ※令和7年5月26日~令和8年5月26日までの土曜、日曜、祝日、年末年始を除く

ネットでの旅行予約は慎重に!

神戸市に寄せられた実際の相談

旅行予約サイトからホテルを予約し、カードで決済をした。その後、予約日に誤りがあったことに気づきすぐにキャンセルしたが、サイト側からは「キャンセルポリシー(解約条件)に返金はできないと記載している」と言われてしまった。

ネット予約は便利だけど、慎重に…

 最近では、インターネットで簡単に旅行の予約ができるようになりました。しかし、キャンセル時の条件などをよく確認しないまま申し込んでしまい、後から慌てるケースも少なくありません。予約サイトを利用する際のチェックポイントを活用しましょう。

予約サイトを利用する際のチェックポイント!

サイトを利用する前に確認

  • 事業者の基本情報(名称、住所(国内か海外か)、旅行業法上の登録があるかなど)
  • 問い合わせ先(電話、メール、チャットなど)があるか。

申し込む前に確認

  • キャンセルができるか、キャンセル無料期間はいつまでか。
  • プランの内容・総額の費用に誤りがないか。

申し込んだ後のポイント

  • 予約確認メールやマイページ上の記載内容に間違いがないか確認。
  • 旅行に関する資料は、旅行が終わるまで保管



不安な時は相談する

一定の条件に当てはまればクーリング・オフが適用できる場合があります。不安な時やトラブルになった場合は消費生活センターへご相談ください。

相談窓口のご案内

上記をご覧いただいても解決しない場合は消費生活センターにご相談ください。

原稿作成:消費生活マスター
情報提供:くらしのパートナー、あんしんすこやかセンター