電話をかけないで!その警告画面は偽物です。

〈事例〉
パソコンでインターネット検索中に突然警告画面が出て警告音が鳴った。慌てて画面に表示された電話番号に電話すると、海外のソフトウェアの開発販売会社を名乗る外国人が出て修理代3万円をクレジットカードか電子マネーで支払うよう指示された。コンビニで電子マネーを購入するため時間がかかると伝えると、追加で7万円支払うよう言われ詐欺だと気付いた。(50歳代、女性)

神戸市消費生活センターからのアドバイス

警告音や警告画面が出ても電話をかけてはいけません!

警告画面や警告音が出ると慌ててしまいますが、画面に表示された電話番号に連絡してしまうと、電話の相手からすぐにウィルスの感染を除去しなければならないと更に不安をあおられ有料のサポート契約を勧められてしまいます。相手は遠隔操作でパソコンの復旧などの作業をしているふりをして、次々に料金を請求してきます。
警告画面や警告音が出た場合は偽物の可能性が高いと判断し、絶対に電話をかけないようにしましょう。

警告画面が出ても慌てず、パソコンの状態を確認しましょう!

偽警告と思われる画面が表示された場合は、まずブラウザの画面を閉じてください。
全画面表示は「ESCキー」を押下することで解除できます。警告音がうるさい場合はパソコンのボリュームを下げて落ち着いて対応してください。
警告が偽物かどうかの判断が難しい場合は、画面をそのままの状態にして独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の安心相談窓口へご相談ください。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

情報セキュリティ安心相談窓口
電話:03-5978-7509 
受付時間:10:00~12:00、13:30~17:00 
土日祝日・年末年始は除く

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)からの注意喚起情報
偽のセキュリティ警告に表示された番号に電話をかけないで
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/2021/mgdayori20211116.html

請求金額を支払った場合の対処法

電子マネーで支払った場合は、電子マネーの発行業者にサポート詐欺により電子マネーの番号を相手に伝えてしまったことを連絡し指示に従いましょう。

クレジットカードで支払った場合は、契約画面や契約後に相手から届くメールや利用規約等に解約に関する案内がないかを確認し、解約の条件や手続きがわかれば解約を申し出ましょう。相手からの返信や対応がなければクレジットカード会社に相談し、不正利用防止のためにカード番号変更の手続きを行いましょう。

相談窓口のご案内

上記をご覧いただいても解決しない場合は消費生活センターにご相談ください。