ネットショッピングではカード払いや、銀行振込、〇〇PAY払いなど様々な支払い方法が用意されることが一般的ですが、中でも「代引き(代金引換サービス)を利用したところ偽物が届いた」というトラブルが多く報告されています。
事例
SNS広告でブランドの靴が割引されていたため公式サイトと思い代引き配達で注文した。後日、宅配業者に代金を支払って荷物を受け取り、開封したがブランドのロゴが付いていない偽物であった。
すぐに購入サイトにメールで連絡し、返品返金の希望を申し出たが、不自然な日本語の文面で対応を待つよう返信があった。
その後も何度かメールで問い合わせたが一向に話が進まない。
偽物が届くリスクの高い通販サイトの特徴
以下の特徴をもつサイトすべてが詐欺サイトというわけではありませんが、「偽物が届いた」というトラブルが発生したショッピングサイトには一定の共通点があります。
トラブルの発生しやすいサイトの特徴
①販売価格が大幅に値引きされている。
②品薄で人気商品なのに在庫があり、少し値引きされている。
③通販サイトに記載されている日本語の字体、文章表現がおかしい。
④販売業者の名称(会社名)、住所、電話番号などの情報が表示されていない。
⑤支払い方法が“代引き配達”しか選択できない。
⑥クレジットカード決済で注文したにもかかわらず自動で“代引き配達”に変更される。
⑦SNS広告から誘導されたサイト
⑧業者とのやり取りの際にLINEなどのグループチャットに誘導される
なお、大手通販サイトの出店者でも「偽物」が届いたというトラブルも発生しており、注意が必要です。
一度払った代金の返金は期待できない
「代引き」の場合、宅配事業者に代金を支払い、荷物を受け取り開封して初めて商品を確認することになります。したがって、「偽物」を理由に宅配事業者に受け取り拒否をすることはできません。また、そういった偽物を送るような販売元には連絡がつかず返金されない場合がほとんどです。
ネットショッピングは便利な一方で、様々なリスクがあることを事前に知り、できるだけリスクの少ないショッピングサイトを選ぶことで、トラブルに巻き込まれないように気をつけましょう。
相談窓口のご案内
上記をご覧いただいても解決しない場合は消費生活センターにご相談ください。