【注意喚起】「修理が必要」と不安をあおる悪質な訪問販売事業者にご注意ください!

突然の訪問から「無料で点検します」が典型パターン

突然、自宅に訪問してきた業者に「近所で工事をしている」「無料で点検する」などと声をかけられ依頼したところ、「このままだと大変なことになる」などと言われ、高額な請求を受けたとの相談が数多く寄せられています。

事例

屋根の修理業者が突然自宅に来て、「瓦がずれている。今なら3,000円で修理可能だ。」と説明を受けたためその場で修理をお願いした。後日契約書を受け取り、修理が始まったが、「他の瓦もずれている。追加で55万円の費用がかかるが安い方だ。」と言われ、仕方がないと思い追加の修理をお願いした。修理は終わったが雨漏りがあり、他の業者に依頼し状況を説明すると「55万円は高い」と言われた。返金を希望したい。  (70歳代、女性)

突然訪問してきた業者に安易に点検をさせない

業者が突然訪問してきても安易に点検させないようにしましょう!

家屋の点検は、「せっかくの機会に」 と頼みたくなるものです。しかし、点検を依頼すると業者の勧誘トークに乗せられ断れなくなるため、突然訪問してきた業者には、安易に点検を依頼しないようにしましょう。

修理や工事をしたい場合も複数社から見積もりを取りましょう

一度契約に合意してしまうと、「価格が高い」ということだけを理由に後から解約をすることは基本的にはできません。

元々修理や工事をしたいと思っていたとしても、急に訪問してきた業者に依頼せず、①家を建てた工務店等に相談する、②複数社から見積もりを取る、③工事内容や価格、必要性を落ち着いて考えましょう。

もし契約してしまってもクーリング・オフができる場合があります

訪問販売は、申込書・契約書の法定書面の交付が義務付けられています。契約書(申込書又は契約書)の受領日を1日目と起算して8日間がクーリング・オフできる期間となります。もし望んでいない契約をしてしまったなどで解約を希望する場合は、速やかにクーリング・オフの手続きを行いましょう。

クーリング・オフは訪問販売や電話勧誘販売などで、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。

(参考)クーリング・オフってなに?(ページ内リンク)

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