無料のお試し期間で解約したつもりが請求が続く…
サブスクのトラブルの典型事例
「無料期間中だけで解約したつもりが請求が続く」や「1度利用しただけで継続契約の登録したつもりがないのに請求がある」といったトラブルが多く発生しています。
事例①無料期間中に解約したつもりが引き落としが続いている。しかもログインできない
動画配信サービスの10日間の無料トライアルに申し込み、クレジットカードを登録した。その後、無料期間中に解約したがその後も1,850円の引き落としがある。
再度、動画配信サービスにログインし解約したいがアドレスが間違っているようでログインできない。(70代・女性)
事例②質問サイトを一度利用しただけなのに月額5,500円の定額コースになっていた
500円のお試し価格で利用した。質問したのは一度きりで以降の利用はしていないが本会員登録され、月額5,500円の定額コースになっていた。利用規約に支払日から30日以内であれば返金可能と記載があったのでクレジットカード引落日から30日以内に返金を求めたが事業者から返金不可と言われた。(50代・男性)
トラブルにあわないためのアドバイス
「無料体験」などの広告・表示をきっかけに利用申し込みをする場合は、契約条件をよく確認してから利用しましょう。
「〇日間無料」「〇か月無料」などの無料期間終了後、有料サービスに自動移行するにも関わらずお知らせ通知がない場合がありますので注意が必要です。
有料サービスが不要であれば、無料期間内に忘れずに解約手続きをしておきましょう。
利用規約の中で少なくとも「事業者名、連絡先、利用料金、連絡・退会方法」は確認し、スクリーンショットなどで記録をとっておきましょう。
利用規約は長文である場合が多く、全てを読んで理解することは難しいかもしれません。ただし、トラブルが発生したときのために上記の事項だけでも確認し、記録を残すようにしましょう。
解約時にアカウント情報(メールアドレスやパスワード)が必要になる場合があるため、自分でリストを作るなどして、適切にアカウント情報を管理しましょう。
利用料金は、クレジットカード決済やキャリア決済(携帯電話料金と一緒に支払い)等から自動支払となるので、金額や支払日も確認しましょう。
利用していないサブスクの請求に気がつけるようクレジットカード等の明細は毎月確認しましょう。
よくある質問①利用していないサブスクの料金は払わなければならないのですか?
利用していなくても料金は発生し請求されます。
利用料金の支払については、原則として利用規約に従うことになります。
サブスクリプションの利用規約には、解約手続きを行わない限り契約が自動更新される旨が記載されています。したがって、退会(解約)手続きをしない限り、利用していなくても料金は発生し請求されます。
サブスクリプションを契約中は、いつでも利用ができる状態にあります。したがって「未利用」を理由に事業者に未利用期間中の料金の返金を求めても応じてもらうことは難しいと思われます。
よくある質問②退会(解約)したいが方法がわからない。
事業者の公式サイト内にある「利用規約」や「よくある質問」などで、手続き方法が記載されていることが多いのでまずは、そちらをご確認ください。
「利用サービス名 解約方法」などでネット検索をすると、公式サイトの退会方法を記載したページにたどり着く場合もあります。
また、スマートフォンのアプリの場合、アプリを削除しただけでは退会(解約)はできていませんので注意しましょう。
退会(解約)手続きをした翌月、翌々月などに請求されていないか確認することもお勧めします。
困ったときは、消費生活センターにご相談ください。
相談窓口のご案内
上記をご覧いただいても解決しない場合は消費生活センターにご相談ください。