KOBEくらしのレポート7月号を発行「「ウイルスに感染しました」突然の警告音や警告画面には要注意!」ほか

「KOBEくらしのレポート」は、市内の各地域にいる「くらしのパートナー※」から寄せられた悪質商法や消費者トラブルについての情報を、読んでいただきたやすいようレポートにまとめたものです。(※くらしのパートナー)
家族や友人の方への注意の呼びかけなどに、ぜひ活用してください。

2024年7月号 目次

印刷用PDFデータ

KOBEくらしのレポート2024年7月号(カラー版)(PDF)
KOBEくらしのレポート2024年7月号(モノクロ版)(PDF)

「ウイルスに感染しました」突然の警告音や警告画面には要注意!

70歳以上の方の被害が増加

パソコンやスマホの画面に突然「ウイルスに感染している」などの警告表示や警告音が出て、有償サポートやセキュリティソフトなどを契約させる「サポート詐欺」が増えています。
プリペイド型電子マネーの購入指示や自動課金されるアプリのインストール指示、またオンラインなどで銀行口座に振り込ませるなど、高齢者を中心に被害が増加しています。

トラブルにならないために

  • 突然画面に表示される連絡先には絶対に電話をかけない!
  • 一人で判断せず、周りの信頼できる人に相談する!
  • プリペイド型電子マネーを購入しない! クレジットカード番号を教えない! 不審なアプリをインストールしない!

警告画面、警告音への対処方法

  1. 警告画面が出たら、[Esc] キーを長押しして、ブラウザの画面を閉じる。
  2. 消えない時はブラウザを終了させる(スマホの場合は、ブラウザのタブを閉じる)。
  3. ブラウザが閉じない時は、強制再起動させる。
    ・Windows:[Ctrl]+[Alt]+[Delete] を同時に押す→電源ボタンを押す→再起動を押す。
    ・Mac:[command]と[Q]を同時に押す。
    ・スマホ:各機種の方法により強制再起動させる。

解決できない、画面は消えたが不安が残る場合は、IPA(情報処理推進機構)に相談する。

(独)情報処理推進機構(IPA)セキュリティ安心相談窓口

電   話:03-5978-7509
受付時間:10:00~12:00、13:00~17:00(土日祝・年末年始を除く)

ネット広告のその値段、本当に正しいですか?

事例

自動車のバッテリーが上がり、インターネット広告で「バッテリー上がり 基本料金2,480円」と表示されていたサイトの業者に電話で作業を要請した。
業者が到着した後、メニュー表を提示されたが具体的な料金説明はなく、作業後に請求された料金は5万円超だった。広告の表示料金と大きく違ったので納得できなかったが、バッテリー上がりは直ったため、やむを得ずクレジットカードで決済をした。
契約書は無く、料金の内訳表示のある請求書兼領収書が交付されただけで、後日、相場よりも高額な料金を請求されたということが分かった。

ネット広告の内容を鵜吞みにしない!

インターネットで検索した時に上位に表示されるネット広告はクリックしやすいですが、必ずしも利用者にとって最適な条件とは限りません。場合によってはクーリング・オフの適用になることもありますが、ネット広告で記載されている料金と実際の料金がかけ離れているなどのトラブルにならないように、焦らず、鵜吞みにせず、説明を求め、十分に検討することが大切です。

トラブルにならないために

  • 自動車保険にはロードサービスが付帯している場合が多いため、まずは自分が契約している保険内容を事前にしっかり確認しておきましょう。
  • 緊急時などのトラブルの際にネットなどで見つけた業者に依頼をするときは、高額な料金を請求されたり、作業内容に納得ができないなどのトラブルにならないように,料金や作業内容などを、申込時や作業前にしっかり説明してもらいましょう。(※ 特にキャンセル時の料金発生の有無は、申込前によく確認!)
  • 作業の内容や料金が事前の説明と異なっていたり、直っていなかった場合などは、作業後であっても、きちんとした説明を求めるようにしましょう。

健康食品は薬ではありません

健康食品とは

一般的に健康食品とは「 健康の保持増進に資する食品全般」と言われ、 通常の食品から菓子や飲料、医薬品と類似した錠剤・カプセルまで多岐にわたります。

正しく利用しよう

サプリメントとは、一般的に特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形の薬に似た製品のことを示していますが、病気自体を治すものではありません。また自然由来をうたっていても安全という保障はなく、様々な種類を飲んだとしても健康になるわけでもありません。
また、濃縮された特定の成分を毎日欠かさず摂り続けることは逆に身体に悪い影響を与える可能性もあります。特に、高齢者の方は何らかの薬を服用している方も多く、副作用により病状を悪化させてしまう場合や、同じ成分を二重に摂ったり、薬の成分を邪魔することもあるため、摂取する時は医師・薬剤師等に相談してから利用することをお勧めします。

認知機能が気になる方は認知症神戸モデルをご利用ください

認知症神戸モデルとは

65歳以上の方を対象に早期受診を支援する「診断助成制度」と、認知症の方が関わる事故を救済する「事故救済制度」を組み合わせた制度です。

最新の情報、認知症神戸モデルの詳細、受診券の申し込みはこちら

神戸市総合コールセンター (年中無休 8:00~21:00)
電話:0570-083330  または078-333-3330

消費者トラブルに関する相談窓口のご案内

原稿作成:消費生活マスター
情報提供:くらしのパートナー、あんしんすこやかセンター