エシカル消費

エシカル消費ってなに?

エシカル消費とは、地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動です。私たち一人一人が、社会的課題に気付き、日々の買物を通して、その課題の解決のために、自分で何ができるのかを考えてみること、これがエシカル消費の第一歩です。

※エシカル(ethical)=倫理的な・道徳的な

エシカル消費を実践しよう!

買物をする時

商品を選ぶ時は、価格だけでなく、生産者や生産地なども考えてみましょう。私たちが人や社会、環境などに配慮したものを選べば、企業はそういった商品の提供を拡大します。

地産地消、旬のものを選ぶ

フェアトレードの商品を選ぶ

冷蔵庫の中を確認してから買い物に行く

環境に配慮した商品や企業を選ぶ

食べ物は、陳列棚の手前にあるものを選ぶ

エコバックを使う

こんなマークをご存知ですか?買物の時に探してみましょう!

日常で使っているもの、食べているものなどは、多くの自然素材や人々の手によって作られています。買物のときにこんなラベルがついていかないか探してみましょう。

国際フェアトレード認証ラベル

フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」です。
国際フェアトレード認証ラベルは、製品の原料が生産され、輸出入、加工、製造されるまでの間に、国際フェアトレードラベル機構が定めた基準が守られていることを示しています。

MSC「海のエコラベル

水産資源と環境に配慮し適切に管理された、持続可能な漁業で獲られた天然の水産物に付けられるラベルです。

MEL(メル)認証

水産資源の持続性と環境に配慮して獲られた水産物(漁業・養殖業)と、その水産物を流通・加工する事業者の商品に付けられる、日本生まれの水産エコラベルです。

FSC®認証

環境や動植物を守り、森林に依存する人々や林業従事者の人権を尊重し、適切に管理された森林の樹木や適切だと認められたリサイクル資源で作られた紙・木材製品に付けられるラベルです。

有機JASマーク

農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料及び畜産物に付けられるマークです。

認証ラベルは他にも多数あり、これらはその一例です。

日々の生活の中で

地球の資源には限りがあります。必要以上にものを買わず、ごみを出さない(リデュース)、一度使ったものを繰り返し使う(リユース)、資源として使えるものを再生利用する(リサイクル)など、日常でできることはたくさんあります。

必要のない電気は消す

マイボトルを持ち歩く

3R(リユース、リデュース、リサイクル)を心がける

食品ロス削減推進サポーター

神戸市では、消費者庁の実施する食品ロス削減推進サポーター養成講座を推進し、地域団体と連携して食品ロス削減推進サポーターを養成しました(計66名)。

食品ロス削減推進サポーターとは
食品ロスについて正しく理解をし、
 ・自ら食品ロスの取り組みを進められる人材。
 ・食品ロスに関する現状を分かりやすく伝えられる人材。
 ・食品ロスについてアドバイスができる人材。

食品ロス削減推進サポーターについて詳細は消費者庁ホームページ「食品ロス削減推進サポーター特設ページ」をご覧ください。

社会参画

消費者の行動には、世界の未来を変える大きな力があります。消費者の社会的影響力によって、持続可能な未来をつくることに繋がります。

まわりの人にエシカル消費を広める

地域の社会貢献活動に参加する

企業に消費者の声を届ける

プラスチックのリサイクル

消費者の行動としては、「環境に配慮された商品を選ぶ」ことと同様に、「使い終わったものを適切にリサイクルする」ことも大切です。

神戸市では、利用目的を明確に定めた上でリサイクルに適したプラスチック品目を品目別に集めることで、より効率的かつ高品質なリサイクルを進める「まわり続けるリサイクル」を推進しており、その実践拠点として資源回収ステーションを開設し、その愛称を「エコノバ」と命名しました。資源出しという「エコ」な活動をきっかけに人々が集える「場」になるよう思いを込めました。

詳しくは神戸市ホームページ「エコノバ(資源回収ステーション)」ページをご覧ください。

そのほか神戸市のプラスチックごみの取り組みについては、「KOBEPLASTICNEXT」ウェブサイトでもご案内していますので、ご確認ください。

SDGsって?

SDGs(持続可能な開発目標)は、貧困、紛争、テロ、気候変動など、様々な社会的課題の解決に向けて、世界中の様々な立場の人々が話し合い、解決方法を考えた「誰一人取り残さない」をキーワードに2030年までに達成すべき目標のことです。エシカル消費は、全てのSDGsの目標達成につながります。

エシカル消費を学びたい

出前講座

↓消費者教育出前講座『「エシカル消費」の基礎知識』を実施しています。お気軽にご利用ください。

啓発資料

関連リンク

相談窓口のご案内

上記をご覧いただいても解決しない場合は消費生活センターにご相談ください。